・外壁の塗装が、ぺりぺりと剥がれてきた
・塗ったばかりなのに、もう剥がれている気がする
・このまま放置していいのか、塗り替えるべきなのか分からない
そう感じて、このページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。実はそれ、塗膜(とまく)が外壁を守れなくなったサインかもしれません。「塗膜」とは、塗料が乾いてできた膜のことで、外壁を雨や紫外線から守る役割を持っています。
この記事では、
- 剥がれ方から原因を知る方法
- 放置するとどうなるか、自分で直せるのか
- 塗装すべきか、部分補修で足りるか
上記をわかりやすく解説します。
読み終えたときに、ご自身の状況を把握できるようにしていきましょう。
「この外壁の剥がれ、大丈夫かな?」と少しでも気になった方は、
後悔する前にぜひ最後までご覧ください。
なお、外壁劣化の他のサインについて詳しく知りたい方は、
【詳細解説】外壁劣化サイン8選をプロが具体的に解説しますの記事をご覧ください。
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この記事の目次
【1分でわかる】剥がれ方から原因を知る方法

塗膜の剥がれは、「どう剥がれているか」で原因の見当がつきます。まずは早見表で、ご自宅の状態に近いものを探してみてください。
| 剥がれ方 | 考えられること |
|---|---|
| 塗膜が大きな面でめくれる | 下塗り材の選定ミス/旧塗膜との相性/下地処理の不足 |
| 薄い皮のようにぱりぱり剥がれる | 上塗りだけの劣化(比較的軽いことが多い) |
| 膨れてから破れて剥がれる | 内部の水分・水蒸気(雨漏りの可能性も) |
| 剥がれた面が粉っぽい | チョーキングの上から塗った可能性 |
| サビ色を伴う | 鉄部・金属外壁のサビ |
あわせて、どこに出ているかも大きな手がかりになります。
| 出ている場所 | 考えられること |
|---|---|
| 南面・西面に集中 | 日射と蓄熱の影響 |
| 窓や笠木(かさぎ)の下に集中 | 取り合い部からの雨水の侵入 |
| 地面に近い部分だけ | 雨の跳ね返り、地面からの水分の吸い上げ |
| 北面・日陰に多い | 乾きにくさ、湿気 |
※「笠木」とは、塀やベランダの手すり壁の上部にかぶせてある仕上げ材のことです。
塗膜が大きな面でめくれる/薄い皮のように剥がれる
手のひらほどの大きさで、ぺろっとめくれる——この剥がれ方は、塗膜が下地に密着していなかったことを示している場合が多いです。下塗り材が外壁材に合っていなかった、あるいは下地処理が足りなかったといった、施工そのものに原因があるケースが考えられます。
一方、薄い皮のようにぱりぱりと剥がれる場合は、上塗りだけが紫外線で劣化していることが多く、比較的軽いことがあります。ただし放置すれば下の層まで進むため、様子見でよいという意味ではありません。
膨れてから破れて剥がれる(雨漏りの可能性も)
塗膜がぷくっと膨れ、その後に破れて剥がれる場合は、塗膜の下に水分や水蒸気が溜まっている可能性があります。とくに窓の下や笠木の下に集中している場合は、取り合い部から雨水が入り込んでいることも考えられます。
この場合、塗装よりも先に水の入り口をふさぐ対応が必要になることがあります。詳しくは後述します。
剥がれた面が粉っぽい/サビ色を伴う
剥がれた部分を手で触って白い粉がつく場合、前回の塗装のときにチョーキング(塗膜が粉状になる劣化現象)が残ったまま塗られた可能性があります。粉の上に塗料をのせても密着しないため、早い段階で剥がれてきます。チョーキングそのものについては、外壁のチョーキングとは?【9割が知らない】粉が手につく原因と絶対に損をしない対策で詳しく解説しています。
サビ色を伴う剥がれは、鉄部や金属系の外壁でサビが進行し、塗膜を内側から押し上げているケースです。サビは放置すると広がるため、早めの対応が向いています。
前回塗装から何年で剥がれた?年数で原因が切り分けられます

剥がれの原因を切り分けるうえで、もっとも分かりやすい手がかりが「前回塗装からの経過年数」です。塗料の耐用年数はおおむね10〜15年程度が目安とされているため、そこから大きく外れていれば別の原因を疑うことになります。
| 前回塗装からの経過 | 考えられる原因 | 最初にすること |
|---|---|---|
| 〜1年 | 施工に原因がある可能性が高い | 保証書の確認 → 施工業者へ連絡 |
| 1〜3年 | 施工に原因がある可能性が高い | 同上(写真を撮って記録) |
| 3〜7年 | 施工/環境・素材の要因が混在 | 第三者の点検で切り分け |
| 7〜10年 | 経年劣化に入ってくる時期 | 塗り替えの検討時期 |
| 10年〜 | 経年劣化 | 塗り替えの適齢期 |
※あくまで目安です。塗料の種類、外壁材、日当たりや立地によって前後します。
3年以内なら、まず保証書を確認します
塗料には耐用年数がありますから、塗ってから数年で剥がれるのは、本来想定されている姿ではありません。 この場合はまず、施工したときの保証書を確認するところから始めます。
保証には、塗料メーカーが出すものと、施工した業者が独自に出すものがあります。それぞれ対象範囲や年数が違うため、書面で確認するのが確実です。具体的な進め方は、後半の「塗ったばかりなのに剥がれた場合の進め方」で解説します。
塗膜が剥がれる4つの原因

早見表で見当がついたら、原因を4つに整理して確認していきましょう。
経年劣化(塗膜が寿命を迎える)
もっとも多いのが経年劣化です。塗膜は毎日、紫外線・雨風・気温の変化にさらされています。
- 紫外線が塗料の樹脂を分解し、塗膜がもろくなる
- 雨や湿気が入り込み、乾いたり濡れたりを繰り返す
- 昼夜・季節の温度差で膨張と収縮を繰り返し、少しずつ密着が弱まる
こうして塗膜が寿命を迎えると、チョーキング(白い粉)→ ひび割れ → 剥がれ、という順で進んでいくことが一般的です。塗料の耐用年数はおおむね10〜15年程度が目安とされており、この時期の剥がれは自然な劣化と考えられます。
施工不良(塗り方・材料の選定に原因がある場合)
塗装から数年で剥がれる場合、施工に原因があることが考えられます。代表的なものは次の3つです。
- 下塗り材の選定ミス:外壁材と下塗り材の相性が合っていない。外壁材の種類によって適した下塗り材は異なります
- 塗布量・工程の不足:規定の量を塗っていない、塗料を薄めすぎている、三度塗り(下塗り・中塗り・上塗り)の工程が省かれている
- 乾燥時間の不足:各工程のあいだに十分な乾燥時間を取っていない。内側に水分が残ったまま次を塗ると、あとで浮いてきます
なお、塗装には向かない天候や時期があります。 一般に気温が5℃を下回る日や、湿度が85%を超えるような日の施工は避けるべきとされています。
下地処理の不足(塗る前の準備が足りていない)
意外に思われるかもしれませんが、塗装の仕上がりと持ちを大きく左右するのは、塗る前の作業です。
- 前の塗膜がしっかり落とされていない
- チョーキングの粉が残ったまま塗られている
- カビ・苔・藻を落とさずに塗られている
- 高圧洗浄のあと、十分に乾かさないまま塗られている
これらは塗ってしまえば見えなくなる部分です。だからこそ、下地処理をどう行うかが業者選びの分かれ目になります。この記事の後半で、下地処理の中身を工程ごとに解説します。
環境要因・素材要因(立地や外壁材による場合)
建物の置かれた環境そのものが原因になることもあります。
- 日射と蓄熱:南面・西面は温度が上がりやすく、塗膜への負担が大きくなります
- 凍害(とうがい):外壁が吸った水分が凍って膨張し、塗膜や外壁材を押し上げる現象です
- 塗装に向かない外壁材:素材によっては、そもそも塗装が密着しにくいものがあります
こうしたケースでは、同じ塗料でも面によって傷み方が変わります。 南西面だけ剥がれている、といった偏りがあれば、環境要因を疑ってみる価値があります。
「膨れ」は剥がれの一歩手前です

塗膜が剥がれる前に、ぷくっと膨れる段階があります。膨れを見つけたら、剥がれが始まる手前だと考えてください。
膨れの正体
膨れは、塗膜の下に何かが溜まって、内側から押し上げられている状態です。溜まるものには次のようなものがあります。
- 水分・水蒸気(外壁材が吸った水が、日射で温められて蒸気になる)
- 空気
- サビ(鉄部・金属外壁の場合)
つまり膨れは、「塗膜と外壁のあいだに何かが起きている」というサインです。表面だけの問題ではないことが多く、そこが単なる汚れとの違いです。
塗装直後の膨れと、数年後の膨れは原因が違います
塗装からまもない時期の膨れは、高圧洗浄後の乾燥不足、施工中の雨や結露、塗り重ねの乾燥不足といった、施工の工程に関わる原因が考えられます。
数年たってからの膨れは、外壁のどこかから水が入り込んでいる、経年で密着が弱まってきた、金属部のサビが進んでいる、といった原因が考えられます。とくに窓まわりや笠木の下に集中しているときは、コーキング(目地を埋める充填材)の劣化から水が入っていることもあります。
【要注意】膨れを自分で破らないでください
見つけると気になって押したくなりますが、膨れを自分で破るのは避けてください。
膨れの中に水分が溜まっている場合、破ることで水の流れが変わり、かえって内部に回ってしまうことがあります。表面の膨れを潰した結果、雨水が壁の中に入り込むようになった、という事態は起こり得ます。
膨れが広い範囲に出ている、水滴が出てくる、室内側に湿った跡がある——こうした場合は、塗装よりも先に水の入り口を調べることが先決です。
放置すると何が起きるか

「まだ一部だから」と様子を見たくなりますが、塗膜の剥がれは自然に元へ戻ることがありません。
剥がれが広がる
塗膜は一度めくれると、端から順に進んでいきます。 めくれた縁の部分に雨風が当たり、そこからさらにはがされていくためです。1か所だったものが、いつのまにか面全体に広がっていた、というケースは珍しくありません。
外壁材が直接、雨風を受けるようになる
塗膜の役割は、外壁材を雨や紫外線から守ることです。剥がれた部分は、外壁材がむき出しになっている状態にあたります。
この状態が続くと、外壁材そのものが水を吸うようになります。吸った水は、ひび割れや反り、内部の下地の傷みにつながることがあります。雨漏りは、こうした積み重ねの先で起こります。
補修範囲が広がり、費用も上がる
剥がれが1〜2か所のうちなら、部分的な補修で収まることがあります。しかし面全体に広がってしまえば、全面の塗り替えが必要になります。
さらに外壁材まで傷んでしまうと、塗装だけでは対応できない工事が必要になることもあります。早い段階で手を打つほど、選べる選択肢が多く、費用も抑えやすいというのが実際のところです。
自分で直せる?DIYの可否とやってはいけないこと

ホームセンターでも塗料は手に入りますから、自分で直せないかと考える方は多いです。結論から言えば、ごく限られた範囲であれば可能ですが、おすすめはしていません。
DIYで対応できる範囲
次の条件がそろっている場合に限り、DIYの検討余地があります。
- 手の届く高さ(脚立で安全に届く範囲)
- 剥がれが1〜2か所で、範囲がせまい
- 下地(外壁材そのもの)が傷んでいない
- 膨れや水分の兆候がない
この場合、浮いた塗膜をヘラなどで取り除き、下地を整えてから塗る、という流れになります。
【NG】色合わせと下地処理の難しさ
一方で、DIYには次のような難しさがあります。
- 色が合わない:同じ色番号でも、既存の外壁は日焼けしています。塗った部分だけ浮いて見えることが多いです
- 下地処理が甘くなる:この記事で繰り返しお伝えしているとおり、持ちを決めるのは下地処理です。ここが不十分だと、数年で同じ場所がまた剥がれます
- 雨水の流れを変えてしまう:塗り方によっては、雨水の逃げ道をふさいでしまい、かえって雨漏りを招くことがあります
足場が必要な高さは、DIYの対象外です
2階部分やベランダの外側など、足場がなければ届かない場所のDIYは避けてください。 脚立からの転落は、住宅まわりの事故として実際に起きています。仕上がり以前に、安全の問題です。
塗装すべきか、部分補修で足りるか

ここが、いちばん知りたいところだと思います。剥がれを見つけたからといって、すぐに全面塗り替えが必要になるわけではありません。 判断の目安を整理します。
部分補修で足りることが多いケース
- 剥がれが1〜2か所で、範囲がせまい
- ほかの面には症状が出ていない
- 下地(外壁材)が健全である
- 前回塗装から5年以内で、施工に原因がありそうな場合
この場合は、その部分だけを補修して様子を見る、という選択が現実的です。前回塗装から日が浅いなら、まず保証の対象にならないかを確認するのが先になります。
全面塗り替えを検討したいケース
- 複数の面に剥がれが出ている
- チョーキング(白い粉)やひび割れも同時に出ている
- 前回塗装から10年前後が経っている
- 部分補修を繰り返している
複数の症状が同時に出ているときは、塗膜全体が寿命を迎えていると考えられます。この段階で部分補修を重ねても、別の場所が次々に出てくることが多く、結果的に費用がかさみます。
また、塗り替えには足場が必要です。足場を一度組むなら、まとめて仕上げたほうが総額を抑えやすいという事情もあります。
塗装より先に、別の対応が必要なケース
次の場合は、塗装の前に原因を確かめる必要があります。
- 雨漏りが疑われる(室内に湿った跡がある、膨れから水が出る)
- 外壁材そのものが反っている・割れている
- サビが構造部分まで進んでいる
こうした状態のまま塗装しても、原因が残ったままなので、また同じことが起きます。 順番としては、まず原因を止める。それから塗る、という流れになります。
迷ったら、点検で切り分けます
ここまで読んでも、ご自宅がどれに当てはまるか判断がつかない——それが普通です。剥がれの原因は、表面を見ただけでは分からないことが多いためです。
私たちは点検の際、剥がれた断面や、周辺の状態、ほかの面の様子まで見たうえで判断しています。「部分補修で足ります」とお伝えすることもあります。 見てからでないと言えない、というのが正直なところです。
補修方法と費用の目安

費用の目安を整理します。いずれも一般的な相場であり、建物の大きさ・劣化の程度・使う塗料によって変わります。 実際の金額はお見積りでご確認ください。
部分補修
- 目安:約3万円〜
剥がれた箇所だけを補修する方法です。ただし高さによっては足場が必要になり、その分の費用が加わります。
全面塗り替え
- ㎡単価の目安:1㎡あたり約1,000〜5,000円
- 30坪2階建ての総額の目安:約80〜140万円
- 足場代・養生の目安:約10〜30万円(総額に含まれることが多い)
塗料のグレードによって単価が変わります。耐用年数の長い塗料ほど単価は上がりますが、次の塗り替えまでの期間が延びるため、長い目で見ると差が縮まることもあります。
なぜ費用に幅があるのか
同じ「30坪」でも金額に幅が出るのは、次の要素が絡むためです。
- 塗る面積:坪数が同じでも、建物の形によって外壁の面積は変わります
- 劣化の程度:下地補修が多いほど、手間と材料が増えます
- 塗料の種類:耐用年数の違いが単価に表れます
- 足場の条件:隣家との距離や高さで、組み方が変わります
- 付帯部の有無:雨どい、破風板、軒天などをどこまで塗るか
見積りを比べるときは、総額だけでなく「何にいくらかかっているか」を見てください。 極端に安い見積りは、下地処理や塗布量が削られている可能性があります。
塗装だけでは解決しないこともあります
外壁材そのものが傷んでいる場合、カバー工法や張り替えといった外壁工事の領域になります。当社は塗装が専門ですが、そのまま放り出すことはしません。 点検の結果を率直にお伝えし、どう進めるのがよいかを一緒に考えます。
塗ったばかりなのに剥がれた——施工に原因がありそうなときの進め方

塗装から数年で剥がれてきた場合、感情的になる前に、手順を踏んで進めるのが結果的に近道です。
① 保証書を確認する
まず、施工時に受け取った保証書を確認します。保証には2種類あります。
- メーカー保証:塗料メーカーが、塗料そのものの品質について出すもの
- 自社保証:施工した業者が独自に出すもの。年数や対象範囲は業者によって異なります
保証の対象範囲・年数・免責事項(保証されない条件)を確認しておくと、話がスムーズです。
② 写真を撮って記録する
現状の写真を残しておいてください。 撮影日が記録されるスマートフォンで構いません。
- 剥がれている箇所の全体が分かる写真
- 近づいて撮った写真(剥がれ方が分かるように)
- 建物のどの面か分かる写真
補修が進むと元の状態は分からなくなります。記録は早いほど確実です。
③ 施工した業者に点検を依頼する
保証の有無にかかわらず、まずは施工した業者に状況を伝え、点検を依頼するのが順序です。多くの場合、対応の相談から始まります。
④ 対応が得られない場合の相談先
連絡がつかない、対応してもらえないといった場合は、消費者行政の窓口に相談する方法があります。
- 消費者ホットライン「188(いやや)」(国民生活センター)
- お住まいの自治体の消費生活センター
なお、業者が倒産している場合は自社保証が使えないことがあります。その場合は、別の業者に補修を依頼することになります。
再発させないために、下地処理で見るところ

塗り替えるなら、同じことを繰り返さないことが大切です。そのために見ておきたいのが、塗る前の工程です。
高圧洗浄(洗って終わりではなく、乾かす時間が要ります)
汚れ、カビ・苔、古い塗膜の粉を水圧で洗い流す工程です。ここを省くと、汚れの上に塗ることになり、密着しません。
そして見落とされがちなのが、洗ったあとの乾燥時間です。濡れたまま塗ると内部に水分が残り、あとで膨れや剥がれにつながります。一般に、最低でも丸1日程度は乾燥時間を取ることが望ましいとされています。
ケレン(旧塗膜・サビ・粉を落とす)
「ケレン」とは、工具を使って浮いた旧塗膜やサビ、粉を削り落とす作業のことです。地味で手間のかかる工程ですが、ここを丁寧にやるかどうかが、次の10年を分けます。
チョーキングの粉が残ったまま塗れば、粉ごと剥がれてきます。サビを残して塗れば、下でサビが進んで塗膜を押し上げます。
ひび割れの補修
ひび割れがあれば、塗る前に埋めます。放置して上から塗っても、同じ場所からまた割れてきます。 ひび割れの種類と補修方法については〔ひび割れ(クラック)記事〕で詳しく解説しています。
下塗り材を、外壁材に合わせて選ぶ
下塗り材は、外壁材と上塗り塗料をつなぐ接着剤のような役割を持ちます。外壁材の種類や劣化の状態によって、選ぶべき下塗り材は変わります。
ここを取り違えると、いくら良い上塗り塗料を使っても密着しません。剥がれの原因として、実はここが少なくありません。
塗装に向かない天候・時期
塗料は乾く過程で性能が決まります。そのため、次のような条件では施工を避けます。
- 気温が5℃を下回る日
- 湿度が85%を超える日
- 雨が降っている、または降りそうな日
- 夜露・結露が発生しやすい時期の朝夕
工期を優先して無理に塗ると、乾燥不良から膨れや剥がれにつながります。「今日は塗りません」と言える業者かどうかも、見ておきたいところです。
千葉・柏エリアで剥がれが出やすい外壁の傾向
地域の環境によって、傷みやすさの傾向は変わります。あくまで一般的な傾向としてご参考ください。
- 水辺や緑地に近い立地:湿気がこもりやすく、乾きにくい面ができやすい傾向があります
- 風の通りにくい住宅密集地:外壁が乾きにくく、北面の傷みが早く出ることがあります
- 冬場の冷え込み:外壁が吸った水分が凍って膨張する凍害が起こる可能性があります
ただし、同じ地域でも建物の向き、隣家との距離、樹木の有無で状況は変わります。 「この地域だから必ずこうなる」というものではありません。実際の状態は、現地を見て判断しています。
よくある質問(FAQ)

塗膜の剥がれを放置すると、どのくらいで雨漏りしますか?
一概には言えません。剥がれの範囲、外壁材の種類、雨の当たり方によって大きく変わります。ただし、剥がれた部分は外壁材がむき出しの状態にあたるため、水を吸いやすくなっていることは確かです。時期を問わず、早めに手を打つほど選べる選択肢が多くなります。
剥がれている面だけ塗ってもらえますか?
状態によっては可能です。剥がれが1〜2か所で下地が健全なら、部分補修で対応できることがあります。ただし色の差が出やすい点と、足場が必要な高さでは足場代がかかる点はご承知おきください。複数の面に出ている場合は、全面の塗り替えをご提案することが多いです。
前回の業者に頼みたくないのですが、他社に相談してもいいですか?
もちろん問題ありません。ただし、前回の業者の保証が使える可能性がある場合は、先に保証の確認をおすすめしています。保証で対応できるものを、費用をかけて直すのはもったいないためです。保証書を見せていただければ、対象になりそうかどうかの目安はお伝えできます。
塗り替えの最適な時期はいつですか?
季節としては、気温と湿度が安定する春と秋が施工しやすい時期です。ただし、夏や冬が塗れないわけではありません。それよりも大切なのは、劣化の進み具合です。剥がれが広がってからでは、下地補修の手間が増えて費用も上がります。
保証はどこまで効きますか?
保証の範囲・年数は業者や塗料によって異なります。当社では施工内容に応じた保証をお付けしていますので、点検の際に具体的な内容をご説明します。免責事項(保証の対象外となる条件)も、あらかじめお伝えします。
外壁の塗膜の剥がれでお困りなら、ファイトワークへ

ファイトワークは、地域密着15年・自社施工で外壁塗装と屋根塗装に対応しています。
- 自社施工で適正価格:下請け任せにせず、責任を持って施工
- 丁寧な下地処理&高品質仕上げ:洗浄・ケレン・下地補修を省かず、剥がれを繰り返さない施工を
- 保証・アフターフォロー完備:施工後も安心
- LINE診断・無料点検・無料見積り:写真を送るだけで状態の目安をお伝えします
「この剥がれ、部分補修で足りる? それとも塗り替えどき?」と思ったら、放置せずまずはご相談ください。部分補修で足りる場合は、そうお伝えします。